2015年6月8日月曜日

タカネバラの盆栽

盆栽教室の自由創作で選んだ素材、
タカネバラと丹那ゲンカイツツジ。
まずタカネバラを選び、
それに添えるものとしてツツジを選びました。

どちらも、すごくざっくり言うと
「西のほうの高山が自生地」
というところが共通しています。

タカネバラは、
富士山にも自生地があるようです。

すでに花は終わって実がなっていました。
葉はサンショウバラにも似ていますが、
枝振りも含めてより柔らかです。

雨粒をはじいて水玉が。
バラではあまり見たことない気がします。

新しい緑枝はトゲトゲです。

丹那ゲンカイツツジの「丹那(たんな)」は
今の済州島のことらしいです。※
日本にもゲンカイツツジというものが
ありますが、少し異なるのでしょうか。

ツツジは一度、クロフネツツジをダメに
しているのでちょっと心配です。

鉢は、黒くて底の浅い丸鉢にしました。

さて、5月末に選んだこれらの素材をもとに
週末制作した盆栽がこちら。
見やすいように、枝を持ち上げています。

高山の岩場に生えている雰囲気を出すために
石を2つ置いてみました。
化粧砂は、黒・白・茶色があって迷いましたが、
結局茶色にしました。

下草としてコガネシダを追加。
秋になると、名前のとおり黄金色に
(というよりオレンジ色に?)紅葉するようです。

鉢の高さに合うように、根をけっこう切ったので
少し心配ですが、なんとか根付いてほしいです。

本日、相方がメネデールをあげておいて
くれたそうなので、きっと大丈夫でしょう。


※丹那(たんな)について

丹那というのは、済州島に古代から中世にかけて
存在した王国「耽羅(たんら)」のこと、らしいですが、
検索しても、あまり思うような結果に行き当たりません。

そんななか、出典も書いてあり、
参考にして良さそうなブログ記事がありましたので
リンクを貼っておきます。
http://arawijufoubon.blog.so-net.ne.jp/archive/201405-1

こちらの記事によれば、
タンナゲンカイツツジは、原種そのものではなく
済州島のツツジをもとに日本人が作出した品種、
ということなのですね。

どんな花色のツツジが咲くのか、楽しみです。
(枯れないでくれ~~)


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