2015年6月30日火曜日

チュウレンジハバチの幼虫(たぶん)

箱根サンショウバラの葉っぱ。
何かに食べられています。

葉の裏を見ると、やはりいました。
チュウレンジハバチの幼虫(たぶん)。

しばらく発見されていなかったので、
ちょっと成長して大きくなっています。

よく見るとこれが、意外とかわいい。

剪定したモミジの枝に移したのですが、
(昔、テントウムシでよくやったように)
枝を傾けると、高いほうに上って行こうとします。

行き止まりになると、また方向転換して
よちよち歩いています。
顔がこんな感じで→(●_●) かわいかったので
撮影を試みたのですが…失敗。

オレンジ色の頭に、小さな前脚(?)。
からだが透けて緑色なのは、
葉っぱを食べたからかな?

はらぺこあおむしみたいですね。


2015年6月21日日曜日

いろいろ剪定(モミジ・白シタン・ヒメシャラ)

昨日は本当に久しぶりに外出予定のない
休日だったので、盆栽たちの散髪(剪定)をしました。

まずヤマモミジ。
4月下旬に一度剪定していますが(こんな感じで
そこからまた伸びてきました。

さっぱりしてイケメン(?)になりました。

盆栽教室で、とにかく二又になるように
枝を剪定したり残したりすれば良いと教わり、
少し指針ができましたが、そうはいっても
まだまだいろいろ悩ましいです。
それが楽しいところでもありますが。

次は、白シタン。
かなりの長髪になっています。

気づいていながら放っておきすぎました。
もっと早く成長を止めていたら、
そのエネルギー、他に回ったかな?

カットして元の姿に戻りました。
伸びた枝だけでなく、枯れた細枝や
忌み枝っぽいものも少し整理しました。

後姿。
茂りすぎたバイカオウレンや、
枯れたセキショウの葉も整理して
足元も少しすっきりしました。

それにしても、白シタンのバランスが悪い…。
そのうち新しい枝が出てくるのかな…。

最後に、ヒメシャラ。

適当にカット。
ここからどう、枝数が増えたり、
幹が太っていくのか…あまり想像がつきません。

ただ、ほそーい枝でも芽吹いていたりするので、
普段だったら取ってしまうような枝も一応
残しておいています。

昨日は他に、まだ咲いていたナナコバラを
カットしたり、サンショウバラについていた
チュウレンジハバチの幼虫(?)を駆除したり、
園芸作業をしたのは午前中だけでしたが、
気になっていたことを少し片付けられました。

サンショウバラについていた幼虫は
ちょっと面白かったので、別途報告します。

2015年6月16日火曜日

ハダニ、ほか発生中

ここ最近、虫さんたちの活動が
活発になってきているようで、
ベランダの小さな庭でもいろいろな
ものを見かけます。

今日は3つほどご紹介。

◆チュウレンジハバチ?

朝、いつものとおりパトロールをしていると、
パヴィヨンドゥプレニーの葉が
なんだか一部白くなっています。

見覚えがあるなあと思いつつ、
葉を裏返すと、やはりいました。
小さな緑色の幼虫です。
断定はできないのですが、
調べたなかでいちばん近いのは
チュウレンジハバチの幼虫でしょうか。

ただ、いわゆる卵を産み付けた跡が
あるかというと…?

この幼虫はとても大人しくて
葉をひっくり返してもじっとしていますし
(少なくとも朝見かけるときは)、
食べられた葉ごと取り除けば終わりなので
それほど厄介ではないです。

と、思って1日試しに放置しておいてみたら
でっかくなっとる!!

手前の1匹が
奥の2匹の倍の大きさになっています。

幼虫ってそういうものかもしれませんが、
予想以上の成長スピードに恐れをなして
このあとすぐに駆除してしまいました。


◆ いもむし?

大人しい、と言えば、
少し前にまったく逆を行く子も。

何気なく見たオカメザクラの盆栽に
何やらひょこひょこ動く影が。
枝の色によく似たオレンジ頭の芋虫が、
なんだかのんびり歩いていました。
…どなたですか?

よっこらしょ。ふぅ~~…
枝の間に頭を載せて休んでいる姿は
ちょっと愛嬌がありました。

でも葉っぱを食べられても困るから、と
割り箸で掴もうとした瞬間、七転八倒!

なにもそんなに…と思うくらいの大暴れ。

鳥に食べられると思ったのでしょうか。

結局、私は掴めず、相方にバトンタッチ。
もみ合ううちに(?)割り箸に糸でぶら下がったので
そのまま家の前の木に移しました。

何の芋虫だったんでしょう?


◆ ハダニ

今年もハダニの季節がやってまいりました。

今のところまだ被害は限定的ですが、
パヴィヨンドゥプレニーさんはそのなかで
かなり全体的にやられています。

これは少し前。まだ発生したての頃。
とはいえ、すでに葉裏だけでなく表側でも
はっきり目視できるくらい活発です。

なんというか、本当に「活発」なんですよね…。
すごく元気に葉と葉の間を行き交っています。

ハダニについて調べてみたのですが、
住友化学園芸さんのサイトによると、
いろいろと面白い習性があるのですね。

・雌は交尾しなくても産卵することができる。
 この場合はすべて雄が生まれ、交尾すると
 すべて雌が生まれる。
・クモの仲間なので、クモと同様に糸を出す。
・一つの場所での寄生数が多くなり過ぎると、
 自分の糸を風にのせて移動する。

ハダニ[吸汁性害虫] のページより引用
http://www.sc-engei.co.jp/navi/gaichu22.html

この性質のためでしょうか、
最近こんなことが起きています。
葉っぱの先端に団子状態になっているハダニ達。

先端から糸でふわ~っと移動しようと思ったら
みんな集まってきちゃって押すな押すな状態?

こういうのは初めて見ましたが、
よくあることなのでしょうか。

取り除いても、翌朝またできています。

相方がスマホカメラの限界に挑戦。
10倍ルーペを使うとよく見えるのですが、
写真でそれを再現できないのが残念です。

ハダニと言ってもいろんな種類がいますが、
今年の我が家のこのハダニは
「ナミハダニ」のような気がします。

へー、とか感心している場合じゃないですね。
パヴィヨンにとっては試練ですが、
なんとか持ちこたえてほしいです。


2015年6月15日月曜日

佐倉草ぶえの丘に行ってきました

オールドローズが気になる今日この頃、
千葉県にある草ぶえの丘バラ園に行ってきました。

東西線の西船橋駅から、総武線に乗り換えて
隣の船橋駅まで行き、そこでさらに京成線に乗り換え、
京成佐倉駅で降りました。

巡回バスもあるようですが、時間が合わず、
行きも帰りもタクシーでした。片道2000円弱くらい。

ここは、バラ園だけでなく、キャンプ場や研修施設、
動物とのふれあいゾーンなどいろいろ揃っています。

やぎのエサやり体験を横目に、バラ園に向かいます。

奥のほうに進むと、バラ園ゾーンに突入します。
原種からオールドローズ、モダンローズまで、
系統別に分かれて植えられているので、分かりやすいです。

入ってすぐのところには、鈴木省三さんコーナー。
今年はバラの開花が早かった上に、
6月13日の訪問と遅かったため、原種などは
ほとんど終わってしまっていましたが、
モダンローズはまだわりと咲いていました。

お隣は、世界の原種コーナー。
花が終わってローズヒップができているものが
ほとんどでしたが、遅咲きの品種なのでしょうか
いくつかまだ花が残っていました。

ロサ・セティゲラ。

ロサ・フォリオローサ。

ローズヒップがもう色付いているものも。

原種は名前が長いものが多いですが、
これは特に長かった。
(ロサ・スピノシッシマ・ピンピネリフォリア・グランディフローラ)

さらに歩を進めると、バラの歴史コーナーに。
スピーシーズ(野生のバラ)から始まって、
オールドローズ、モダンローズ、原種交雑種に
分かれており、さらに、オールドローズなら
「ガリカ系」「ダマスク系」「アルバ系」…
モダンローズなら「ハイブリッドティー系」
「フロリバンダ系」などと細かく分類されています。

気になる品種はたくさんありましたが、
これははずせないでしょうか。

現代バラに四季咲き性をもたらしたという
ロサ・キネンシス。
まだ少しだけ咲いていました。赤紫色。

花は終わっていましたが、葉っぱをこすると
青りんごの香りがすることで有名な、
ロサ・エグランテリア。
確かに香りがしました。

これはハイブリッドティーだったか…。
雲取(くもとり)というあまり見たことがない
品種でした。

ミニチュアローズのプレートの周りに
咲いているのは、我が家ではおなじみの
ナナコバラ。

このへんからだんだん順不同になっていきますが、
こちらは、ロサ・スピノシッシマ。

全体はこんな感じでわっさりしています。
でも葉が細いので重苦しくなくて良い感じ。

ポートランドローズのプレートの横にあるのは、
先日国バラで購入した「ジョアシン・アネ」。
「ジョアジーヌ・アネ」と振り仮名がありました。
残念ながら花は見られませんでした。

しっかり咲いていた、
コンラッド・フェルディナンド・マイヤー。

写真でイメージしていたよりごつかった、
ナロウ・ウォーター。

けっこうツボだった、
マダム・アントワーヌ・マリー。

純白できれいな、
クロンプリンツェッシン・ヴィクトリア・フォン・プロイセン。
長い名前、と思っていたら、
スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾンの枝変わりだそう。

花色が好みだけど、株がすごく乱れていた
ジョーヌ・デプレ。
育てるのは大変そう。

さらに奥へ進むと、中国のバラや
日本のバラを集めたコーナーがあります。

マイカイやサンショウバラ、各種ノイバラなど
いろいろと興味深いものがありました。

花色がすてきな、テリハコハマナス。

ところで、こちらは
ロサ・バンクシアエ・ノルマリス。
つまり「白モッコウバラ」のことなのですが、
この木の太さ!バラではないみたいです。

引いてみると大きさがよく分かります。

反対側には、谷のようなところがあって、
イタリアの園芸家の方が寄贈したバラが
植えられています。

特に目を引いたのはこちら。
ベラ・ディ・モンツァというそうです。
カーネーションのような花でした。

(いくつか割愛していますが)
最後に見たのは、アジアの原種コーナー。

ロサ・モスカータとかいろいろありましたが、
とりあえずここで気になったのは、これ。
リージャン・ロード・クライマーのシュート。
あまりの太さとトゲの立派さに唖然としました。
(武器になりそう)

長くなりましたが、最後に、
今回特に気になった3つのバラを載せておきます。

1つ目は、最初にも載せたロサ・フォリオローサ。
初めて見ましたが、笹の葉のような葉は
和風の庭にも似合いそうな雰囲気でした。

2つ目は、クレメンティーナ・カルボニエリ。
こちらも初めて知ったバラですが、
花色+香りがとても良かったです。

バラの家さんでは「微香」となっていましたが、
夕方のわりにははっきり香っていた気がします。

3つ目は、イザヨイバラです。

名前の由来にもなった欠けた花もありました。

イザヨイバラ自体はもともと知っていたけれど、
今回大きく育った株姿を初めて見て、認識を改めました。
…って、写真だと分かりづらい…。

ちょっと色が変ですが、遠目から。
広々としたスペースがあるからでしょうか。
横張りの樹形でとても整った形をしていて、
花が四方八方で咲いている姿は、とても
印象的でした。

いつか庭で育ててみたい…と思いつつ、
普通の庭だったらこれを植えた時点で
「以上、終わり」って感じでしょうね。


そんなこんなで、ピークを過ぎていたわりには
いろいろ楽しめました。

遅めの時期に行ったからこそ
見られた花もありましたし。

次回は、秋か、
春のピークの時期に再訪したいです。