2015年7月30日木曜日

小網代の森に行ってきました

神奈川県の三浦半島にある、
「小網代(こあじろ)の森」に行ってきました。
最近たまたま知ったのですが、
ここは単に「自然が残っている」というだけでなく、
何やら貴重な場所のようです。

パンフレットから引用しますと、

「関東、東海地方で唯一、集水域の森林、
河川、干潟が開発されずに連続して
残されている自然環境」

なのだそうです。

「小網代の森」でネット検索すると、
ほぼ日の「小網代の森へ遊びにいくよ!
という記事がヒットするのですが、
こちらの記事では、「集水域」ではなく
「流域」という言葉が使われています。

とても分かりやすい記事なので、
ぜひ読んでみてもらいたいのですが、
ざっくり言うと、

森に降った雨が川になって海に流れ込む、
(或る川を中心とした)その流域全体が、途中、
道路や住宅街に分断されたりすることなく、
源流から干潟まで、連続してまるごと残っている

のが珍しい、ということのようです。

森へのアクセス方法(入口)はいくつか
ありますが、今回は森から入って海に出る
(引橋から油壺方面に抜ける)
ルートで散策しました。

京急の終点、三崎口駅から、
バスに乗って2つ目が「引橋」です。

バスを降りた後、
来た道を少し戻る形になりますが、
看板があるので迷うことはありません。


立て看板に誘導されて、
散策路の入口までたどり着きました。
ちなみにここは、標高47.9mだそう。
階段を下りて森の中へ入っていきます。

ウッドデッキが整備されているので
歩きやすいです。
風はほとんどなかったのですが、
冷涼な空気が通り抜けていきます。
まさに天然のクーラー。

大きなシダの間を水が流れています。
アスカイノデというのはこれのことかな?

全体的に、水量はあまり多くはありませんでした。
雨が降るとまた違うのかな。
目視できた水生生物は、アメンボくらいでした。

他に、大小さまざまな蝶や、トンボ、
あと大きなバッタなどを見かけましたが、
名前がわからず、残念。

小網代の森には、アカテガニをはじめとして
約2000種もの生き物が生息しているそうですが、
植物も含めて、なんというかその豊かさや
希少さを、あまり実感できませんでした。

それはひとえに私の知識不足によるものですが、
ガイドがあるともう少し楽しめるかなあとも
思いました。(ツアーに参加すればよいのかな)

森ゾーンを抜けると、湿原ゾーンになります。

こんな感じで開けてきます。

湿地の植物、ガマ。

これがうわさのエノキか。

湿原ゾーンを歩いていると、
向こうの森のほうに、1本だけ裸の木があります。
ここがどうやらトンビの止まり木に
なっているようで、3~4羽止まっていました。

相方ががんばって
アップで撮ってくれましたが、遠すぎて
「ハトにしか見えない…」と嘆いていました。

もう少し進むと、海が見えてきます。
えのきテラスというところを境に、
北尾根入口へ向かうルートと、
宮ノ前峠入口へ向かうルートに分かれます。

今回は、宮ノ前峠入口の方へ。

海に出ました。わーい。

水きれい。

…って、あれ?干潟は?

あとから気づいたのですが、
地図を見ると、どうやら北尾根入口のほうへ
行かないと、干潟のそばは通らないようです。

そうだったのか…。

でも、小網代湾はきれいに見えました。
ここから、シーボニアマリーナの横を通って
(坂道がけっこうきつかった…)
シーボニア入口というバス停まで行き、
三崎口駅まで戻りました。

森の入口から小網代湾まで
ゆっくり歩いて1時間程度と、
散策するにはちょうど良い規模感です。

個人的には、もう少しいろいろな花などが
見られるかなあと思っていましたが、
その点ではちょっと残念。いくつか野草は
ありましたが、テンションが上がるほどではなく。
季節もあると思いますが。

山歩きに期待するようなものを
想像しすぎたかな?

ネットで調べていると、整備前の森の写真を
載せている方がいて、それを見ると、
今とはだいぶ様子が違っていたことが
分かります。

昔は歩くのに長靴が必須だったとのこと、
それを考えれば今は本当に快適です。

整備後に一般開放されてから
1年しか経っていないことを考えると、
これからまだまだ発展していく可能性がありますね。

人が手を入れることで、多様性が戻ってきて
いるそうですし、森としてもまだ再生(成長)
途中なのかもしれません。



2015年7月29日水曜日

デンドロビウムの高芽

デンドロビウム「サンライト」と、
デンドロビウム「珍彩(ちんさい)」に
高芽ができていたので、
実家へのお土産にと切り離してみました。

ミニミニサイズです。

こちらが、サンライトさん。
 
そしてこちらが、珍彩さん。
 
2~3本出ている根をミズゴケで覆ったまでは
良いけれど、さて何に入れて持っていこう…。

ということで、
ペットボトルのキャップに入れてみました。
とりあえず、ぴったり。

通気性や水はけの問題があるので
このままというわけにはいかないと
思いますが、持ち運ぶにはちょうど
良かったです。

このあと、
輪ゴムでちょっとミズゴケを押さえて、
ジップロックに入れて持っていきました。

我が家ではこれ以上増やせませんが、
実家にはランがたくさんあって、庭木にも
着生(?)させているので、いいかなーと。
でも、あまりに小さいと知らぬ間に風で
どこかに飛んで行ってしまうこともあると。

うーむ、そうか……

…無事を祈る。


2015年7月28日火曜日

百日紅にアブラムシ発生

百日紅(サルスベリ)の盆栽。
新芽が伸びてきたなーと思っていたら、

あっという間に
アブラムシだらけになっていました。
(この先はちょっと【閲覧注意】です)

葉の裏には、黒い羽を持つアブラムシ(?)が。
白いのが羽化するとこうなるのでしょうか、
それとも別の種類なのでしょうか。

そして血の気が引くことに、
下からのぞくと新芽だけでなく
ほとんどすべての葉裏にびっしり白い何かが。

ちょっとアップ。
動かないので、
生きているのか死んでいるのか、
卵なのか、脱皮のあとなのかも
なんだかよく分かりません。

さらにアップ。
うーむ、どうやら卵ではなさそう。
大きさは様々ですが、
いちおう虫の形をしているようです。
ところどころ、抜け殻もあるように見えます。

大発生を確認した当日だったか翌日だったか、
相方がベニカを散布してくれました(22日)。

おかげで今のところ大丈夫そうです。
(死滅したように見える)

ちなみに、新芽だけでなく新枝も伸びています。
無事、根付いてくれたのだとしたら朗報です。

また、花セキショウに花芽が付いた模様。
そのまま咲かずに枯れることもよくあるので、
どうなるか分かりませんが、咲いてくれるといいな。


2015年7月25日土曜日

ハンスゲーネバインの二番花

ハンスゲーネバインの二番花が咲きました。
やはり一番花に比べると、小さく、
花弁数も少ないようです。

新しい枝が伸びてしなっていたのですが
前回の記事)、あの後、また体を起こして
立ち上がっていました。

物干しの向こう側に咲くハンスさん。

撮影用にちょっと前に顔を出してもらいました。

花の少ない我が家では、一輪でも存在感があります。

横顔。
…キレイ。

ハンスさんは、やはりこのソフトピンクと
艶のある花弁の質感が魅力ですね。

劣悪な環境なのに、
また咲いてくれてありがたいです。

2015年7月24日金曜日

ロサ・ムンディが仲間入り

バラ好きの方なら一度は聞いたことのある
「栄誉の殿堂入りのバラ」。

世界バラ会連合がほぼ3年ごとに開催する
世界大会で、投票により選出し表彰している
バラのことで、有名なところでは、「ピース」や
「グラハム・トーマス」などがあり、2015年には
「カクテル」が選ばれています。

最近知ったのですが、
上述のようなモダンローズだけでなく、
途中から(1980年代末から)
別途オールドローズも選ばれているんですね。

2015年に選ばれた「シャルル・ド・ミル」を含めて
今のところ11種が表彰されているようです。

※殿堂入りのオールドローズに関する情報が
  少なく、2015年選出の品種については
  世界バラ会連合のHPで確認しました。
http://www.worldrose.org/awards/oldhof/oldhof.asp

前置きが長くなりましたが、
そんなわけで殿堂入りのオールドローズに
興味を持っていたところ、ホームセンターで
タイミングよく「ロサ・ムンディ」を発見。
別名「ロサ・ガリカ “ウェルシコロール”」。
2009年に殿堂入りしています。

ボロボロで、半額セールをしていて
340円ほどで入手しました。
少しだけついていた葉もかなり虫に
やられていたので、取ってしまいました。

下のほうに見えるのは、
関係ない謎の植物です。

新芽が展開してきているので、
株自体は元気そう。

どんな花が咲くかは、ラベルをご参照ください。
濃いピンクと薄いピンクの
絞り模様が特徴的なバラです。

ところで、「ロサ・ムンディ」という名前について。

rosa mundi で調べると、rose of the world
(世界のバラ)と訳されているサイトが
多いようですが、どうもピンと来ません。

確かに、古くからある、美しいバラですが、
そこまで代表的な品種かというと…?

そこで、mundi(=mundus)を
ラテン語の辞書で調べてみたところ、
「the universe, the world」よりも前に、
「toilet-things, adornment」とあります。
(『Cassell's Latin Dictionary』)

adornment というのは、
「飾ること、装飾、装飾品」という意味だそう。

絞り模様が入っていることなどを考えると、
こちらの意味のほうが、もしかして近い??
うーん、どうでしょう。

何しろ、世界バラ会連合のサイトによれば
16世紀(1581年)以前からあるそうなので、
(この名前がいつ付いたのかわかりませんが)
本当の由来を知るのはなかなか難しそうです。
ラテン語もよく分からんし。

答えのないそんな妄想をしながら、
21世紀のマンションのベランダで
この栄誉あるバラを愛でたいと思います。


2015年7月17日金曜日

ハンスゲーネバインのつぼみ

一番花が終わって、剪定した後。
新しい枝がぐんぐん伸びてきました。
これは6月20日時点の様子。

約2週間後。7月5日時点。
さらに伸びています。
(&下葉が落ちてきて寂しい印象)

このときはまだつぼみはなくて、
数日後くらいに発見。

そして本日。7月16日。
あれ!!

気づいたら、こう(~)なってました。
伸びすぎて、たわんでしまったのかな?

でもさすがつぼみは光を求めてか
上を向いています。

このところ真夏日が続いていましたが、
まだ梅雨明けは宣言されていないようです。

そして今夜もまた雨。
ますます倒れてしまうかな?
無事だと良いのですが。

2015年7月14日火曜日

バフ・ビューティの二番花

少し前なのですが、
バフ・ビューティも二番花が咲きました。
といっても、小さい花がひとつだけ…。

あまり良い写真が撮れず、
ブログに載せるほどではないかなとも
思いましたが、一応記録として…。
一番花の剪定後、小指の先ほどのつぼみが
できたときは、小さすぎてまともに咲かないかと
思いましたが、ちゃんと咲いてくれましたね。

たったひとつでも、
窓を開けると香りが漂っているくらい強香。

ただ、人によって強く感じる香りと
そうでない香りがあるのか、私よりも
相方のほうがより強く感じていたようです。

私はなんとなく、ベランダに漂っていたのは
バフさんの香りだけでなくもっといろいろ
(土とか他の植物とか)が混ざっていたように
思いましたが、もしかしたらそれも全部
バフさんだったのかな?

ネットで調べると、
「ティー系」と書かれているところもあれば、
「甘いムスクの香り」、その両方のところも。

甘くて濃い香り。

一応、四季咲きらしいので、
秋にもまた咲いてくれるでしょうか。

2015年7月10日金曜日

コルダナの二番花

コルデスのミニバラ、コルダナ。
今年の二番花が咲いています。
あれ?5月に咲いた一番花とだいぶ違う…。

花弁の数が少ないです。
あと、なんだかおしべの部分も
すごく目立っています。

横から見るとぺたんこです。

ちなみに、5月に咲き終わって剪定した枝の
わきから伸びた枝の先に咲きました。
それにしても黄色い葉が目立ちますね…。

相方調べによりますと、どうやら
肥料切れのサインのようです。
ハダニもちょっといました。

でも、総じて元気そうです。

あ、そういえば一番花との違いで言えば、
房咲きになっていないのもそうですね。

肥料をあげていたら花もまた違ったかな?