2015年9月29日火曜日

道東旅行2015 その①

夏休みをいただいて、
9/12~20に北海道へ行ってきました。

札幌1泊→網走2泊→阿寒湖4泊→札幌1泊。
あらためて数えると、8泊9日だったんですね。
久しぶりにゆっくりできました。

いろいろ思い出はありますが、
植物の話を中心に振り返りたいと思います。

■ハマナス
北海道のバラといえばこれ。


自生なのか植栽なのか分かりませんが、
網走で見ることができました。
この写真は、能取岬(のとろみさき)という
知床半島の近くの端っこです。

レンタサイクルでぐるっと一周してきました。

こんなところ。断崖絶壁。オホーツク海。
遠くにうっすら見えるのが知床連山です。

振り返れば牛馬がいる。

ここでは他に、ナデシコやシャジン、
フウロソウのような花も見かけましたが、
写真を撮りそびれてしまいました。

■エゾトリカブト
旅の間、一番よく見た花かも。

網走でも、阿寒湖でも咲いていました。
青紫色の花はとてもよく目立ちます。

■サラシナショウマ
これもよく見た。白いブラシのような大きな花。

■キツリフネ
オダマキのように「距」っていうのですかね、
後ろに長く飛び出ている部分があって、
少し湿ったところにたくさん生えていました。


■フユノハナワラビ?
冬はスキー場、という場所で見つけました。
なんだかわからないけど変わった花だな
と思って写真に収めてきたのだけど、
昨日たまたま家で見ていた本に載っていて、
これは!と。多分そうではないかと思う。

黄色くなる前?

本によるとシダの仲間らしい。
「秋に葉を1枚広げて胞子葉を開く姿は
季節感がある」と。花じゃないのね。
(『育てて楽しむ山野草のすべて』より)

■ミゾソバ
水辺にたくさん生えていました。

てっきりママコノシリヌグイかと思っていましたが、
こんなものを発見。
ミゾソバ…ちゃんと調べていませんが、
どうやら葉の形が違うらしい。

上の写真は先っぽが濃いピンクですが、
ほぼ真っ白なものもありました。

こんな感じで群生。
今回の旅で見たものは、ミゾソバだったのか、
それともママコも混ざっていたのか…。

まだまだ知らない野草がたくさんあるなあ、と
実感した旅でした。


次回、その②では、今回の旅のハイライト(?)
きのこコレクションを紹介したいと思います。

2015年9月12日土曜日

白シタンの針金かけ

盆栽リフレッシュ講座で
白シタンの針金かけをしました。

ビフォアの写真を撮り忘れたので、
前回までの記事のリンクを貼っておきます。
こちら

針金かけだけでなく枝の整理もしたので
(&触っているうちに葉や実も落ちたので)
だいぶすっきりしています。

「流れ」の枝に対し「抑え」の枝の長さが
同じくらいだったため少し切り詰めたり、
正面に向かって伸びている枝を切ることで
幹の流れがよりよく見えるようにしたり、
頭の込み合った部分を少し整理したりしました。

さて、針金かけですが、
針金は、かけたい枝の1.3倍の長さ、
枝の太さの2/3の太さのものを使うそうです。
今回は2mm~2.5mmがメインです。
枝と枝の間を、ちょうど良い間隔で
針金が浮かないように巻き付けるのは
なかなか至難の技ですが、その点
白シタンは枝が柔らかいので
初心者に優しい気がします。

真柏さんのときと同様、
双枝成形という方法で巻いています。

太陽に向かって上に伸びる枝先を
下げることで古木感を出すそうです。
(太陽あたってないけど)

全部の枝に巻き終わってから
形を整えるのだそうですが、気になってつい
やりながらあれこれ曲げてみてしまいます。

一応後ろ姿。

苔も張り替えたのできれいになりました。

今回、1年ぶりに他の方々の鉢を見ましたが、
たくさん枝が伸びている人、赤い実がびっしり
ついている人、枯れちゃった人など様々で、
盆栽教室ならではの面白さを感じました。

同じ日に同じように作った鉢が、
元の素材の個性や、育てる環境、肥料の
多い少ないなどではっきり成長に差が出ていて
それをまた一斉に持ち寄って見比べられる
なんて機会はなかなかない気がします。

我が家のような北向きの子の場合、
淡々としていて、それはそれで面白いです。


2015年9月7日月曜日

スプレーバラ ブリトーニの二番花

切り花を挿し木した
スプレーバラのブリトーニが咲きました。
もともと小さな花がさらにミニになって
指先ほどの大きさですが、今年二度目の
花がついたこと自体が驚きです。

横から見た株姿。
あまり誉められた格好ではないけれど
たくましく盆栽鉢に根付いています。

釉薬のついた鉢だと、バラに限らず
根腐れしてしまうことも多いなか、
この子はうまくいっているようです。

上から見たところ。
ハダニにやられたところも
葉が再生しています。
うーん、強い。

大好きな香りですが、
今朝は残念ながら感じられませんでした。

この子に限らず、我が家のような環境で
何度も花を咲かせてくれると、嬉しいような
なんだか申し訳ないような複雑な気持ちです。

すぐに花芽をつけようとするのは
何かに駆り立てられているのかな…とか。

考えすぎかな。

何はともあれ、
今年二度も花が見られて良かったです。

2015年9月6日日曜日

秋のハンスゲーネバイン

ハンスゲーネバインが咲きました。
(写真は昨日のもの。開花は1~2日前)
二番花よりもさらに小さな花ですが、
優しい色合いはそのままです。

ちょっとアップ。
何かに食べられているのか、
花弁が少し痛んでいます。

引いてみたところ。
夏に伸びたシュートの先に咲きました。
前回の記事を見ると、7月末に二番花が
咲いているのですが、シュートが出たのは
そのあとだったような気がします。

株元に目を落とすと、
元気な枝、枯れた枝、いろいろ。
今回花がついたシュートは右から二番目、
オレンジのラベルのついた太い枯れ枝の隣です。

つるバラのような伸び方に、いまから
冬の剪定をどうしようかと考えてしまいます。

いつも短く切ってしまうので、
たまには長いまま残してみようかな、とか。
美容師みたいな気持ちです。

花の大きさや数はともかく、
ハンスさんは今年すでに三度目の開花。
ありがたや。


2015年9月1日火曜日

9月の真柏(しんぱく)

定点観測している真柏さん。
本日9月1日の様子です。

スカスカなのは相変わらずですが、
ひと段落したと思った新芽がまた
枝先にたくさん出てきています。
季節的なものかな、それとも
7月のハイポネックス効果?

てっぺんから。
全体的に黄緑色なのが見えるでしょうか。
ただ、脇芽ではなく先端なので、あまり
ブロッコリー化には寄与しない気がします。

どうしたらこんもりするのかな?

少し枯れ気味なところも。
でも心配するほどではない気がします。

一応、後ろ姿も載せておきます。

とりあえず、苔も含めて元気、というか
特に弱ってはいないのが心強いです。

夏も無事乗り越えたし、このまま
1周年目指してがんばってほしいですね。

追記:
『写真でわかる盆栽づくり』の栽培カレンダー
によると、(5月中旬から)10月中旬までが
「芽摘み」ってなってる。ということは、
また摘んでしまって良いのかな!\(^▽^)/