2015年2月28日土曜日

りんごが発芽してしまった

相方が「おいしかったから」と
取っておいたりんご「フジ」の種。

乾燥しないようにと、
湿ったティッシュとサランラップで包んで
そのまま放置すること約半月。

昨日ふと目をやった相方。
「!?」
…何か緑色のものが見えます。
そして「何か」が盛り上がってきています。

「これはもしや…発芽している?」
おそるおそる開封。
「!!」
先っぽのほうから何か白いものが飛び出しています。

そしてティッシュをすべて開いてみると…
やはり発芽していました。
(カビじゃなくてよかった…)

しかも4つの種すべてから芽が出ています。
1つは茶色い部分がもう取れていますね。
力強く立ち上がっています。

そのうち蒔くか蒔かないか、と思っているうちに、
保管状態のまま発芽してしまいました。

ネットで「りんご 発芽」などで検索すると
たくさん事例が出てくるので、比較的簡単に
芽が出るものなのかもしれません。

ただ、実はともかく、花を咲かせるのにも
ここから数年はかかる様子。

うちは狭いし日陰だからなあ…。うむむ。


※おまけ
検索していたら、千葉大学園芸学部の
「まちのみどりと園芸の相談Q&A」という
古いサイトにたどり着きました。

そこに、
「果物から取り出した種子の発芽方法を教えてください」
という質問があり、りんごについても触れられていました。

いわく、
「(前略)リンゴ、ナシ、ブドウなどの種子を
発芽させるためには貯蔵(後熟と言います)を
する必要があります。貯蔵適温は3~5℃で、
温度変化が少なく乾燥させないようにします。
すなわち、発芽をさせるためには、乾燥させない
状態で、低温にさらすことが必要です。 」

まさに我が家の状況です。
以前書いたように、暖房を使っていないため
室温はほぼ外気と一緒です。
ただ雨風にさらされていないだけで。

そこで濡れティッシュで包んでいたので、
はからずもここで云う「後熟」をしていたと
言えるかもしれません。

また、
「種子の貯蔵方法の補足として、種子を
取り出した後は十分水洗して果肉などを
よく落としておく必要があります。そうしないと、
貯蔵中にカビが発生してしまいます。」

こちらもちゃんとセオリーどおりだったようです。



野バラの芽が伸びた

種から発芽した野バラの芽。
ぐんぐん伸びてきて、窓辺の柵(?)に到達。

これ以上いったらぶつかってしまうところまで来ました。
これは置き場所を変えないといけないですね。

ちなみに、前回の記事(2月2日)で、計7粒発芽
と記載しましたが、現在8本の芽が順調に生育中です。
本当は、間引いたりした方が良いのかもしれませんが…
せっかくなので、もう少し見守りたいと思います。

2015年2月26日木曜日

ハーゲンダッツ 華もち「きなこ黒みつ」

昨日食べた、新発売のハーゲンダッツ
華もち「きなこ黒みつ」。
しんじょう君(※)も、ほくほく顔です。

※高知県須崎市のゆるキャラ。

食べたいと言っていたら、相方が買ってきてくれました。

おもち(求肥?)が入っていて
もちもち好きにはたまらない味と食感。

きなこ+餅=どう見ても信玄餅のようですが、
そこにアイスが意外と合う…

などと思っていたら、本日「販売休止」のニュースが。

私のような人がみないっせいに飛びついたからでしょうか。

残念…。

しょうがない。
2つ買ったって言っていたから、今日はもうひとつの
「みたらし胡桃」を食べるか~…って、あれ!?
違う!!「期間限定」だけど、和風だけど、これ違う!

…がっくり。

…まぁ、これも美味しかったですけどね(結局食べた)。

(和みあずきはともかく)きなこ黒みつには
しばらくお目にかかれないかもしれないので、
記録として残しておきます。

オカメザクラが咲きそう

まだ2月だというのに
オカメザクラが今にも咲きそうです。

前回の記事時点(2月15日)より
だいぶつぼみが色づいてきました。

よく見るともう飛び出してる。
ずいぶん早いなあと思いきや
ネットで調べた限り、
オカメザクラというのは
どうも早咲きの品種らしい。

2月下旬から3月上旬に咲く、
とあるので、順当なもよう。
(ただ、サイトによっては3月下旬と書いてある)

こちらもだいぶ赤みが差しています。
早めに膨らんできたつぼみ以外も
徐々に緑が見えてきたので、
寂しいことにはならなそうです。
(ちょっと心配しましたが、よかった)


2015年2月24日火曜日

デンドロビウム(珍彩)とセッコク(桃苑)

ランの話が続きますが、我が家の先客、
デンドロビウム珍彩(チンサイ)さんと、セッコク桃苑さんを紹介します。

写真は珍彩さん。
ちょうど1年前(14年3月)、我が家に来た頃の様子です。

現在の姿。

花後、たくさん新芽が出ていたのですが、
夏場にスリップスが発生し、何本かおだぶつに。

残った矢は元気です。でも今年は花は見られないかな。

と、思っていたら、世界らん展で目にしました。
左手前に大量に植えられている山吹色のランが
おそらくそれだろうと思います。(違っていたらすみません)

ホームセンターでひと目ぼれして、仲間入りしましたが
(相方がこっそり買ってきてくれた)、それ以来、
園芸店などでも見かけなかったので、ちょっとうれしかったです。

ファイヤーバードにも少し似ていますが、
あちらのほうがオレンジ色が強いですね。

そしてこちらが桃苑さん。
こちらは別のホームセンターで、
セッコクが何種類か売られているのを発見して
ラベルの中で一番好きそうな花色のものを選んで
迎え入れてしまった1鉢。14年11月の出来事。

ラベルには、ピンク色で喉に緑色が乗るとあります。

今の時点で花芽が付いていないので、
こちらも今年は花は見られないかな~。

あと1年、がんばって乗り越えましょう。
右:デンドロビウム珍彩(チンサイ)さん
左:セッコク桃苑さん


※おまけ

昨日の記事に書いた、
Serch The International Orchid Register
試しに珍彩(Chinsai)さんを調べてみました。

あるブログさんで、 Den. unicum x Den. moniliforme
と書かれていたので、そのとおり入力してみたら
出てこない…!

いろいろ試した挙句、Seed parent と Pollen parent を
入れ替えたら、ヒットしました。

検索結果はこちら

「たかぎ」さんという方が、
1981年に登録された品種だったんですね。

2015年2月23日月曜日

世界らん展2015 レポート③(番外編)

レポートの最後は、
らん展で購入した2鉢を紹介します。
長生蘭の「天宝」と、デンドロビウム「サンライト」。
 
「天宝」は、レポート①に開花株の様子を
載せましたが、薄いピンクの花が咲くようです。
黄色い覆輪の入った葉もきれい。

株元から新芽も出てきているので、翌年以降も楽しみです。
有限会社石井で購入。
 
そしてこちらの「サンライト(Sunlight)」。
お店(オーキッドバレーミウラ)のホームページによると
松島セッコクと、原種ロディゲシーの交配種、とあります。

「珍しい交配種!」という売り文句がついていたので、
最近の品種なのかな?と思いきや、30年以上も前に
品種登録されたものみたいです。

こちらも新芽が出てきています。
花芽も付いているので、天宝ともどもお楽しみです。
 
らん展では本当にいろいろな種類のランを
見てきましたが、やっぱり個人的にはセッコクか、
セッコク系のデンドロビウムが好みだなあと
再認識しました。
 
---
 
さて、ここからは、らん展とはあまり関係なく、
上記の2つのランに関するメモを残しておきます。
 
1) 「天宝」について
 
Google検索してもなぜかほとんど出てこないです。
東洋蘭専門店 光珠園」さんのリストに載っているくらい。
富貴蘭にも「天宝」という名のものがあるようで、
そちらは出てくるのですが…。
なので、素性や性質がまったく分からないです。
 
2) 「サンライト」について
 
「30年以上前に登録された」という説明書きの
裏を取りたくてちょっと調べてみました。
 
「デンドロビウムサンライト」で検索して唯一
引っかかったブログに詳しい情報が載っていましたので
そちらも参考にさせて頂きました。
 
そちらのブログさんに、RHS(英国王立園芸協会)の
International Orchid Registerというサイトが紹介
されていましたので、そちらを訪問。
 
交配種の両親の名前から、ランを検索できる
データベースのようですが、ちょっとコツを掴むまでに
右往左往してしまったので、参考までにどのように
「サンライト」を検索したか載せておきます。
 
まずこのRHSのページを開きます。
 
「サンライト」は、「セッコク(Dendrobium moniliforme)」と
「デンドロビウム・ロッディゲシイ(Dendrobium loddigesii)」の
交配品種(Den. moniliforme×Den. loddigesii)なので、
 
Seed parent
Genus: Dendrobium
Grex: moniliforme
 
Pollen parent
Genus: Dendrobium
Grex: loddigesii
 
と入力します。
 
※Dendrobiumは、略語のDenだけでも行けました。
 
入力した内容が間違っていなければ、
「Search」ボタンを押すと、該当品種がヒットします。
 
ちなみに「サンライト」の検索結果はこちら
 
登録日は1982年1月1日となっていますので、
確かに30年以上前、になりますね。
 
手持ちのランの交配種が分かっている場合は、
いつ頃登録されたものなのか、など、
検索してみても面白いかもしれません。
 
※検索の仕方については、こちらのサイトも
  参考にさせていただきました。
   →サンダースリストについて
 
 
他にもいろいろ気になることがあるのですが、
長くなってしまいましたので、今日はここまで。
 
また機会があれば書きたいと思います。
 
 

2015年2月22日日曜日

世界らん展2015 レポート②

昨日の続きです。

昨日の【色が好みのラン】のなかで紹介し忘れましたが、こちら。
パフィオペディラムというと強烈な色のものが多いですが、
これだけはとても優しい色合いでした。

しかも全体的にうぶ毛のようなものが生えていて、
そのせいもあって柔らかな印象でした。

「デレナティ」っていうんですね。
…買いそうになりました。

それはさておき、
今日は、「ミニチュアディスプレイ部門」で気になったものを
いくつか載せておこうと思います。

らん展でもないと、なかなか見る機会がないかなあと。

【ミニチュアディスプレイ部門】

てっぺんのセッコクが気になる…。きれい。

ちょうちょがたくさん飛んでいるようです。

葉っぱを上手に使っていますね。

紫とオレンジの対比でよくまとまっていますね。

うーん、いろいろハイレベル。石灯籠がワンポイント。

そして、数ある作品のなかで最優秀賞がこちら。
なかなか渋いです。
他の作品がわりと多色使いなのに対し、
シンプルに上品にまとめていました。

ミニチュア部門は以上ですが、
最後に、いちおう日本大賞も載せておきます。
中途半端な角度ですみません…。
HPの写真だと大きさがピンと来ませんでしたが、
けっこう大きかったです。

作品名は、
「デンドロビューム スミリエ “スピリット オブ ザマ”」
というそうです。

らん展では、全部で6つの審査部門があり、
こちらの「個別審査部門」のほか、「ディスプレイ審査部門」
「ミニチュアディスプレイ審査部門」、「フレグランス審査部門」
などがありました。香りの部門もなかなか面白かったです。

ディスプレイ部門は、ランの愛好会のほかに、
高校生の作品も多く、驚きました。

そもそも、(ほぼ)ランだけを使ったディスプレイ
というものを見たことがなかったので、新鮮でした。
バラを使ったガーデンデザインとはまた一味違いますね。

セッコクや春蘭を使った和風の庭もありました。


明日は、らん展で購入してきた鉢について
紹介したいと思います。

世界らん展2015 レポート①

東京ドームで開催されていた「世界らん展」に行ってきました。
5月に西武ドームで開催される「国際バラとガーデニングショー」は
毎年恒例行事になっていますが、「世界らん展」は初めて。

いつも告知を目にしてから開催までしばらくあるので
忘れていたのですが、2日ほど前にふと思い出して急きょ参加。
当日券は2200円と、「国バラ」と比べるとお高かったです。

ここではとても紹介しきれませんが、気になったものを
いくつか載せておきます。

【ちょっと変わったラン】
普段園芸店などではあまり目にすることのないようなもの、
これもランなの!?と思うようなものがいろいろありました。

色も形も面白い。

 ミミカキグサを思い出しました。
(がよく見ると似てないかも)
 

 ススキや風知草のよう。

ほふく性?

奥の垂れ下がっている花。コナラの花か、キングサリのよう。

左の白い花。オオデマリのよう。

【ちっちゃいシリーズ】
手のひらサイズから、爪の先ほどの小さいものまで。

ランとは思えない小ささ。

こちらもかなり小さいです。色も特徴的。

手のひらに載るくらい。きれいなピンク。

こんなところにも小さい白いランが!

【色が好みのラン】
紫やピンク、淡い色合いなど。

ピンクと黄色のエピデンドラム。かわいらしい。

セッコク。この淡い感じと透明感がたまらない。

奥の方にあった「夕映」(右)と「新世紀」(左)が気になりました。

同じくセッコク。「天宝」。
あとで気づきましたが、これを購入していました。

カトレアのなかでも特に目を引いた淡い紫色。

写真だと伝わりづらいですね。

ちょっと変わった、濃い紫色のラン。
 
 
ランの世界も奥深いですね。
まだまだ載せておきたいものがあるのですが、
長くなるので、続きはまた明日に。