2015年6月15日月曜日

佐倉草ぶえの丘に行ってきました

オールドローズが気になる今日この頃、
千葉県にある草ぶえの丘バラ園に行ってきました。

東西線の西船橋駅から、総武線に乗り換えて
隣の船橋駅まで行き、そこでさらに京成線に乗り換え、
京成佐倉駅で降りました。

巡回バスもあるようですが、時間が合わず、
行きも帰りもタクシーでした。片道2000円弱くらい。

ここは、バラ園だけでなく、キャンプ場や研修施設、
動物とのふれあいゾーンなどいろいろ揃っています。

やぎのエサやり体験を横目に、バラ園に向かいます。

奥のほうに進むと、バラ園ゾーンに突入します。
原種からオールドローズ、モダンローズまで、
系統別に分かれて植えられているので、分かりやすいです。

入ってすぐのところには、鈴木省三さんコーナー。
今年はバラの開花が早かった上に、
6月13日の訪問と遅かったため、原種などは
ほとんど終わってしまっていましたが、
モダンローズはまだわりと咲いていました。

お隣は、世界の原種コーナー。
花が終わってローズヒップができているものが
ほとんどでしたが、遅咲きの品種なのでしょうか
いくつかまだ花が残っていました。

ロサ・セティゲラ。

ロサ・フォリオローサ。

ローズヒップがもう色付いているものも。

原種は名前が長いものが多いですが、
これは特に長かった。
(ロサ・スピノシッシマ・ピンピネリフォリア・グランディフローラ)

さらに歩を進めると、バラの歴史コーナーに。
スピーシーズ(野生のバラ)から始まって、
オールドローズ、モダンローズ、原種交雑種に
分かれており、さらに、オールドローズなら
「ガリカ系」「ダマスク系」「アルバ系」…
モダンローズなら「ハイブリッドティー系」
「フロリバンダ系」などと細かく分類されています。

気になる品種はたくさんありましたが、
これははずせないでしょうか。

現代バラに四季咲き性をもたらしたという
ロサ・キネンシス。
まだ少しだけ咲いていました。赤紫色。

花は終わっていましたが、葉っぱをこすると
青りんごの香りがすることで有名な、
ロサ・エグランテリア。
確かに香りがしました。

これはハイブリッドティーだったか…。
雲取(くもとり)というあまり見たことがない
品種でした。

ミニチュアローズのプレートの周りに
咲いているのは、我が家ではおなじみの
ナナコバラ。

このへんからだんだん順不同になっていきますが、
こちらは、ロサ・スピノシッシマ。

全体はこんな感じでわっさりしています。
でも葉が細いので重苦しくなくて良い感じ。

ポートランドローズのプレートの横にあるのは、
先日国バラで購入した「ジョアシン・アネ」。
「ジョアジーヌ・アネ」と振り仮名がありました。
残念ながら花は見られませんでした。

しっかり咲いていた、
コンラッド・フェルディナンド・マイヤー。

写真でイメージしていたよりごつかった、
ナロウ・ウォーター。

けっこうツボだった、
マダム・アントワーヌ・マリー。

純白できれいな、
クロンプリンツェッシン・ヴィクトリア・フォン・プロイセン。
長い名前、と思っていたら、
スヴニール・ドゥ・ラ・マルメゾンの枝変わりだそう。

花色が好みだけど、株がすごく乱れていた
ジョーヌ・デプレ。
育てるのは大変そう。

さらに奥へ進むと、中国のバラや
日本のバラを集めたコーナーがあります。

マイカイやサンショウバラ、各種ノイバラなど
いろいろと興味深いものがありました。

花色がすてきな、テリハコハマナス。

ところで、こちらは
ロサ・バンクシアエ・ノルマリス。
つまり「白モッコウバラ」のことなのですが、
この木の太さ!バラではないみたいです。

引いてみると大きさがよく分かります。

反対側には、谷のようなところがあって、
イタリアの園芸家の方が寄贈したバラが
植えられています。

特に目を引いたのはこちら。
ベラ・ディ・モンツァというそうです。
カーネーションのような花でした。

(いくつか割愛していますが)
最後に見たのは、アジアの原種コーナー。

ロサ・モスカータとかいろいろありましたが、
とりあえずここで気になったのは、これ。
リージャン・ロード・クライマーのシュート。
あまりの太さとトゲの立派さに唖然としました。
(武器になりそう)

長くなりましたが、最後に、
今回特に気になった3つのバラを載せておきます。

1つ目は、最初にも載せたロサ・フォリオローサ。
初めて見ましたが、笹の葉のような葉は
和風の庭にも似合いそうな雰囲気でした。

2つ目は、クレメンティーナ・カルボニエリ。
こちらも初めて知ったバラですが、
花色+香りがとても良かったです。

バラの家さんでは「微香」となっていましたが、
夕方のわりにははっきり香っていた気がします。

3つ目は、イザヨイバラです。

名前の由来にもなった欠けた花もありました。

イザヨイバラ自体はもともと知っていたけれど、
今回大きく育った株姿を初めて見て、認識を改めました。
…って、写真だと分かりづらい…。

ちょっと色が変ですが、遠目から。
広々としたスペースがあるからでしょうか。
横張りの樹形でとても整った形をしていて、
花が四方八方で咲いている姿は、とても
印象的でした。

いつか庭で育ててみたい…と思いつつ、
普通の庭だったらこれを植えた時点で
「以上、終わり」って感じでしょうね。


そんなこんなで、ピークを過ぎていたわりには
いろいろ楽しめました。

遅めの時期に行ったからこそ
見られた花もありましたし。

次回は、秋か、
春のピークの時期に再訪したいです。

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