らん展で購入した2鉢を紹介します。
長生蘭の「天宝」と、デンドロビウム「サンライト」。
「天宝」は、レポート①に開花株の様子を
載せましたが、薄いピンクの花が咲くようです。
黄色い覆輪の入った葉もきれい。株元から新芽も出てきているので、翌年以降も楽しみです。
有限会社石井で購入。
そしてこちらの「サンライト(Sunlight)」。
お店(オーキッドバレーミウラ)のホームページによると松島セッコクと、原種ロディゲシーの交配種、とあります。
「珍しい交配種!」という売り文句がついていたので、
最近の品種なのかな?と思いきや、30年以上も前に
品種登録されたものみたいです。
こちらも新芽が出てきています。
花芽も付いているので、天宝ともどもお楽しみです。
らん展では本当にいろいろな種類のランを
見てきましたが、やっぱり個人的にはセッコクか、
セッコク系のデンドロビウムが好みだなあと
再認識しました。
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さて、ここからは、らん展とはあまり関係なく、
上記の2つのランに関するメモを残しておきます。
1) 「天宝」について
Google検索してもなぜかほとんど出てこないです。
「東洋蘭専門店 光珠園」さんのリストに載っているくらい。
富貴蘭にも「天宝」という名のものがあるようで、
そちらは出てくるのですが…。
なので、素性や性質がまったく分からないです。
2) 「サンライト」について
「30年以上前に登録された」という説明書きの
裏を取りたくてちょっと調べてみました。
「デンドロビウムサンライト」で検索して唯一
引っかかったブログに詳しい情報が載っていましたので
そちらも参考にさせて頂きました。
そちらのブログさんに、RHS(英国王立園芸協会)の
International Orchid Registerというサイトが紹介
されていましたので、そちらを訪問。
交配種の両親の名前から、ランを検索できる
データベースのようですが、ちょっとコツを掴むまでに
右往左往してしまったので、参考までにどのように
「サンライト」を検索したか載せておきます。
まずこのRHSのページを開きます。
「サンライト」は、「セッコク(Dendrobium moniliforme)」と
「デンドロビウム・ロッディゲシイ(Dendrobium loddigesii)」の
交配品種(Den. moniliforme×Den. loddigesii)なので、
Seed parent
Genus: Dendrobium
Grex: moniliforme
Pollen parent
Genus: Dendrobium
Grex: loddigesii
と入力します。
※Dendrobiumは、略語のDenだけでも行けました。
入力した内容が間違っていなければ、
「Search」ボタンを押すと、該当品種がヒットします。
ちなみに「サンライト」の検索結果はこちら。
登録日は1982年1月1日となっていますので、
確かに30年以上前、になりますね。
手持ちのランの交配種が分かっている場合は、
いつ頃登録されたものなのか、など、
検索してみても面白いかもしれません。
※検索の仕方については、こちらのサイトも
参考にさせていただきました。
→サンダースリストについて
他にもいろいろ気になることがあるのですが、
長くなってしまいましたので、今日はここまで。
また機会があれば書きたいと思います。
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