相方が「おいしかったから」と
取っておいたりんご「フジ」の種。
乾燥しないようにと、
湿ったティッシュとサランラップで包んで
そのまま放置すること約半月。
昨日ふと目をやった相方。
「!?」
…何か緑色のものが見えます。
そして「何か」が盛り上がってきています。
「これはもしや…発芽している?」
おそるおそる開封。
「!!」
先っぽのほうから何か白いものが飛び出しています。
そしてティッシュをすべて開いてみると…
やはり発芽していました。
(カビじゃなくてよかった…)
しかも4つの種すべてから芽が出ています。
1つは茶色い部分がもう取れていますね。
力強く立ち上がっています。
そのうち蒔くか蒔かないか、と思っているうちに、
保管状態のまま発芽してしまいました。
ネットで「りんご 発芽」などで検索すると
たくさん事例が出てくるので、比較的簡単に
芽が出るものなのかもしれません。
ただ、実はともかく、花を咲かせるのにも
ここから数年はかかる様子。
うちは狭いし日陰だからなあ…。うむむ。
※おまけ
検索していたら、千葉大学園芸学部の
「まちのみどりと園芸の相談Q&A」という
古いサイトにたどり着きました。
そこに、
「果物から取り出した種子の発芽方法を教えてください」
という質問があり、りんごについても触れられていました。
いわく、
「(前略)リンゴ、ナシ、ブドウなどの種子を
発芽させるためには貯蔵(後熟と言います)を
する必要があります。貯蔵適温は3~5℃で、
温度変化が少なく、乾燥させないようにします。
すなわち、発芽をさせるためには、乾燥させない
状態で、低温にさらすことが必要です。 」
まさに我が家の状況です。
以前書いたように、暖房を使っていないため
室温はほぼ外気と一緒です。
ただ雨風にさらされていないだけで。
そこで濡れティッシュで包んでいたので、
はからずもここで云う「後熟」をしていたと
言えるかもしれません。
また、
「種子の貯蔵方法の補足として、種子を
取り出した後は十分水洗して果肉などを
よく落としておく必要があります。そうしないと、
貯蔵中にカビが発生してしまいます。」
こちらもちゃんとセオリーどおりだったようです。
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