2015年5月7日木曜日

バフ・ビューティさんがいらっしゃいました

目ん玉が飛び出るというのは
こういうことを言うのでしょうか。

昨日とあるお花屋さんで
偶然見かけた立派なバラの大苗。

「バフ・ビューティ」だ。花も咲いてる。
わーきれいだなー。

…え?(値段を見て固まる私)

324円?

あまりの安さに、しばし混乱。

よほど訳ありなのかと思って
よくよく見てみたけれど、
ものすごく病気、というわけでもなさそう。

さんざん逡巡した挙句、
結局連れて帰ることにしました。
「ギフト不可」「お持ち帰り限定」などの
条件はありましたが、その点は問題なしです。
 
「なんでこんなに安いんですか?」と聞きたかったけど
勇気がなく(?)聞けませんでした…。
 
今朝の様子。
大きい…。
 
いや、ベランダにあるのがこれだけなら
まだなんとかなるかもしれませんが、
すでに『満員御礼』のところにこのサイズ。
しかもつるバラ。しかも暴れるってネットに
書いてある…。
 
…なんてことは百も承知でお迎えしたので、
なんとかするしかありません。
(ダメなら実家に疎開させます)
 
しかしこれで300円は本当に信じがたい。
 
お花のアップ。
ふんわりした花姿に
優しくて柔らかい色合いがマッチして
とてもすてきです。
 
株元もとても充実しているように見えます。
2本に見えますが…
2本なのか、下でつながっているのか…。
(土の中、コワイ)
 
ラベルです。
生産者名もないし、「オールドローズ」って…。
NHK『バラ大図鑑』などによれば、分類は
「モダンローズ(ハイブリッドムスクHMsk)」
とのこと。
 
このへんのいい加減さも安さの理由でしょうか。
 
※確かに、バフ・ビューティの作出年は
  1939年と古いようですが、モダンローズ
  (ハイブリッド・ティー)第1号とされる
  ラ・フランスは1867年作出だそうなので、
  それよりもずっと後ですね。
 
目に見えておかしいところはないのですが、
少ーしだけ葉が黒ずんでいるところがあり、
もしかしたら黒星病の気があるのかもしれません。
 
心配性の相方が、さっそくベニカを吹き付けていました。
これできっと何かあっても大丈夫でしょう。
 
いろいろ写り込んでしまうので、
写真は撮っていないのですが、
室内から見ているととってもいい感じです。
 
直射日光ががんがん照りつけるところより、
今日のような少し曇りがちの天気や
柔らかい光の中で映えるお花なのかなあ
と思いました。
 
いろいろ前途多難ですが、ちょっとわくわくしています。
 
 
※追記
 
「オールドローズ」という分類が間違いかのような
書き方をしてしまいましたが、どうやらそうでは
ないようです(ラベル作った人ごめんなさい)。
 
ARS(アメリカン・ローズ・ソサエティ)の分類
(14年8月時点)によれば、ハイブリッドムスクは
「モダンローズ」とされているようですが、
ネットでいろいろ見てみると、「オールドローズ」
として分類しているサイトも結構あるようです。
 
オールドローズか、モダンローズか、は
そのバラの作出年ではなく、そのバラが属する
「系統」がどちらに分類されるか、ということのようですが
(1867年以降の作出でもオールドローズだったりする)、
バフ・ビューティの場合、「ハイブリッドムスク」という
系統自体がどちらに分類されるか曖昧なようなので
結局よく分からないですね。
 
なんとなく、「ラ・フランス以降のバラはモダンローズ」
と漠然と思っていたのですが、厳密にいうといろいろ
あるのですね。
 
 
 
 


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